千年以上もの間、政治の中心地としての長い歴史を誇ってきたベトナムの首都、ハノイ。ここには見どころがたくさんあります。古くは千年前、中国の冊封国であった時代から、20世紀におけるアメリカ、フランス帝国からの独立、そして21世紀への躍進まで、ベトナムの文化と歴史を幅広く体感できるのが、ここハノイです。

そんなハノイのはずせない名所と見どころトップ13をご紹介します。

01 ホアンキエム湖でお散歩

この湖はベトナム建国伝説の舞台となりました。この湖のベトナム語での名称「Hồ Hoàn Kiếm」の意味は「還ってきた剣の湖」で、神話によればこの湖畔にて皇帝が魔法の亀から剣を授かったとされています。皇帝はその剣をもちいて、中国の勢力をベトナムから追い払いました。

今日においてホアンキエム湖はハノイ市民の社交と文化の中心地です。その湖畔は結婚式を挙げたカップルの写真撮影や朝のトレーニング場として人気です。市民の暮らしを体験するのにピッタリなこの場所は旧市街へのアクセスも良好です。

湖畔から優雅な朱塗りの木橋を渡るとゴック サン テンプル(玉山祠)に着きます。そこでは千年もの長きにわたって、いにしえの儀式が脈々と受け継がれています。

02 文廟ツアー

文廟は千年前に建立された学問のお寺で、ベトナム最古の大学を擁しています。20世紀に戦争によって破壊されそうになりましたが、修復によってかつての栄光を取り戻しました。

その敷地は南から北へ5つの区画に分けられており、3つの道がそれを貫いています。一番北側にある最後の区画には1076年に創立されたかつての文官の大学、国子監があります。

03 ハノイ旧市街でショッピング

ホアンキエム湖から少し歩き、ハノイ屈指のショッピングスポット、旧市街地区へ。迷路のように入り組んだ小路にはお手軽価格の売店、飲食店、そして旅行代理店が立ち並びます。

旧市街は上から見ると三角形のような形をしていて、それぞれの通りにはその小路で売られているものにちなんだ名前が付けられています。ひとたびその狭い通りを歩きだせば、中国製のコピー品から、漆器、そして美しいシルクのシャツまで、様々な商品を取り扱うお店があなたを誘います。

旧市街のホテル、もしくはバックパッカーホステルに宿泊すれば、朝からすぐにショッピングに出かけられます!

04 ホー・チ・ミン廟

火葬されることを望んでいた「ホーおじさん」が見たらさぞかしがっかりするかもしれませんが、彼の業績を讃えて建立されたホーチミン博物館、大統領官邸、そして一柱寺の隣、バーディン広場にあるソ連スタイルの巨大な霊廟でホー・チ・ミンは祀られています。

人々の熱烈な思いによって建てられたこのホー・チ・ミン廟は1975年8月29日に一般公開されました。

霊廟の中では、保存処置されたホー・チ・ミンの身体がガラスケースの中で正装安置され、その周りを儀仗兵が守っています。写真撮影禁止、半ズボンとミニスカート禁止、発声禁止など参拝には厳しい制限が課せられています。参拝可能時間は時期によって変わります。

ホーおじさんの参拝が済んだら、すぐお隣の大統領府へ行って、彼が住んでいたころとそっくりそのままのホー・チ・ミンの棚屋を訪れてみてください。

05 ホアロー収容所跡「ハノイ・ヒルトン」

1880年代にフランスによって建てられ、ベトナム戦争終結まで維持されたこの収容所は「Hoa Lo」、つまり「ストーブ」の名に相応しい、真に地獄の穴です。

アメリカ軍捕虜が皮肉を込めて「ハノイ・ヒルトン」と呼んだこの収容所には当時軍人であったジョン・マケイン議員も収容されました。今日においても彼が当時使用したフライトスーツをここで観ることができます。

ホアロー収容所の大部分は1990年代に撤去されましたが、南部分だけは記念として保存されています。ベトナム人の収容者や1970年代のアメリカ軍捕虜収容者たちの身の毛もよだつような受難が展示されています。

ベトナム戦争において多大なる被害を被ったハノイにはホアロー収容所や革命博物館、そしてB52ビクトリー ミュージアムといったその辛勝を記念する博物館がいくつかあります。

06 タンロン遺跡を探検

李公蘊皇帝によって1011年に建てられた城の遺跡です。今では18ヘクタールほどしかのこっていませんが、かつては3つの要塞が集まった巨大な城塞でした。

1800年代にフランスの植民者によってそのほとんどを破壊されてしまいました。現在その敷地内には防衛省が在りますが、政府の公明な判断によっていくつかの歴史的な遺跡は一般に公開されています。

城塞の周りは阮朝時代に建てられた8つの門を有する城壁で囲まれていて、3万ベトナムドンを支払うと、フラッグタワーや敬天殿などを自由に観光することができます。

07 ベトナムコーヒーを堪能

ベトナム人はフランスのコーヒー文化を取り入れて独自のものにしました。フランスのプレスをフィンと呼ばれるベトナム独自のドリップフィルターに再発明し、クリームをコンデンスミルクに置き換えました。 出来上がった飲み物は、熱く、強く、非常に甘く、ハノイの旧市街を探索するのに必要なエネルギーを補充するのにピッタリです。

ハノイのコーヒーショップは、屋外の露店からエアコン完備の高級店までさまざまなものがあります。 その両極端のお店が一か所に並んでいるのがベトナム全土で1平方メートルあたりのカフェが最も多いといわれるハノイとある木陰の通りトリウー・ヴィエット・ビューオンです。

コーヒーを注文するときは、「ca phe nau」をリクエストして、ホットで甘く、凝縮した乳白色のコーヒーを頼むのが地元流です。 もしブラックがお好みなら、「ca phe den」を。 でも、せっかくハノイに来たのならぜひ一度は「ca phe trung」を注文して卵黄と練乳を一緒にホイップした甘くてふわふわな泡ののった有名なエッグコーヒーをご堪能ください。

08 ハノイの4つの神聖な寺院を参拝

風水上の理由から、古代タンロンの首都の皇帝は、悪いエネルギーの流入を防ぐために4つの方角に寺院の建設を命じました。それぞれバッハマ、ヴォイフック、キムリエン、クアンタンと呼ばれる寺院はまとめてタンロントゥトラン(四守護)と呼ばれています。

バッハマ寺院は東を守っています。9世紀に建てられたこのお寺は、4つのお寺の中で最も古く、その建設を導いた白馬に捧げられています。 ヴォイフック寺院は西に向かってそびえ立ち、ひざまずく象と共に中国軍の侵略を打ち負かした王子に敬意を表して建てられました。

キムリエン寺院は、他のお寺に比べて最北に位置しているにもかかわらず、南を保護しています。 そして、西湖のほとりにある北の守護者クアンタン寺院は、悪霊と外国の侵略者を追い払うのを助ける神に捧げられています。

寺院からの守護に感謝して、ハノイの人々は毎年春にタンロン・トゥ・トラン・フェスティバルを開催します。 グレゴリオ暦に変換するとこのお祭りは、2019年は3月15日から4月20日まで、そして2020年は3月2日から4月8日まで開催されます。

09 ロッテセンターでスカイハイビューを満喫

ロッテセンターハノイの展望デッキから、ベトナムの首都のユニークな眺めをご覧ください。 2014年に完成したロッテセンターは、市内で2番目に高い建物であり、最上階から望む360度の眺めは圧巻です。

街を十分に見渡せたら、スカイウォークの写真撮影で肝試し。65階の高さにあるガラス張りの通路を歩けばゾッとすること間違いなしです。 その後、一つ上の階にある屋上バーで、ほっと一息つきましょう。

展望デッキは午前9時から午前12:00まで営業しています(チケットカウンターは午後11時に閉まります)。1回だけの訪問では十分に満足できない方は、同じ建物内のロッテハノイの部屋を予約すれば存分に景色を満喫できます。

10 タンロン水上人形劇場で伝統的な人形劇を観劇

ベトナムの豊富な水資源に恵まれた田んぼの創造的な農民たちは素晴らしいアイデアを思いつきました。使用されていない田んぼで人形劇を開くことにしたのです。 水で操り人形のからくりを覆い、操り人形師は伝統的な音楽師と共に黒いカーテンの後ろで働きます。

ハノイには水田がありませんが、旧市街近くには壮大な水上人形劇場があります。 タンロン水上人形劇場は、観光客やノスタルジックな地元の人々のために、年間を通じて一日4回の水上人形劇を開催しています。

劇の題材はベトナムの村の生活や国の伝説の物語です。 水田で執り行われていた頃の人形劇とは異なり、ハノイの劇場ではモダンなスモークエフェクトや照明が取り入れられています。 毎年15万人以上の訪問者がタンロンでこのベトナムの伝統芸術に魅せられています。

11 紅河をクルージング

紅河は、ハノイの千年にわたる貿易と戦争の歴史のすべてにおいてその中心にありました。 今日では、その川へ旅に乗り出しハノイを別の視点から眺めたり、町の境界のすぐ外にあるいくつかの重要な史跡に出かけることができます。

紅河デルタを海に向かって東に進むと、農地の素晴らしい景色広がっています。 途中で、フンイエン省のチュー・ドン・トゥのような歴史的な寺院、そして何百年もの間高品質な磁器を生産してきたバットトランのような伝統的な製造業を営む村々を訪れましょう。

より長い紅河クルーズでは、ハロン湾まで東に、またはホアビン(マイチャウから目と鼻の先)まで西に行くことができます。

ハノイのホテルで紅河の格安ツアーを予約できますが、豪華なツアーの場合は、Pandaw Travelが提供する11日間の紅河ツアーのようなサービスをご利用ください。

12 西湖でショッピングとグルメを堪能

ハノイの歴史についてはホアンキエム湖を訪れれば十分知ることができます。しかし文化とナイトライフを楽しむには、市内最大の淡水湖であり、高品質のレストラン、超ヒップなバー、エキサイティングなショッピング施設が集まる西湖に行きましょう。

湖の最南端にあるDuong Thuy Khue通りに沿って、シーフードレストランが湖畔に並んでおり、そこでは海を見下ろしながら、お手頃価格のシーフードグルメを楽しめます。 もう少しお金に余裕のある旅行者は、タイホ区を北に向かい、高級ホテル、高級ショップ、高級レストランの立ち並ぶスアンデュー通りをご堪能ください。

土曜日の朝にはテイホーウィークエンドマーケットが開催されています。小さな香水や蜂蜜など、地元で作られた手作りの品々が手に入ります。

カロリー摂取量と支出が気になるという方は、かわりに散歩したり、サイクリングで景色を楽しみながら、トランコックパゴダ寺院などを訪れると良いでしょう。

13 ドンスアン市場でバーゲンハント

1994年の全焼火災を経てもなお、ドンスアン市場の活気は失われることはありませんでした。 旧市街の北にあるこの堂々たる建物は1889年に設立され、創業から1世紀以上たった今でもハノイ最大の屋内市場としての地位を誇っています。

1階はその雰囲気を除いては外国人観光客の興味をそそるものはないかもしれません。そこでは主に地元の人向けの、肉、野菜、魚介類が取引されています。 しかし上層階には、手工芸品や観光客向けのお土産など、卸売価格の品々が盛りだくさんです。 フードホールでは、非常に安い値段で地元の心のこもった料理を食べることができます。

品ぞろえが少し少なく感じられる場合は、金曜から日曜の夜にドンスアン周辺で開催されるハノイウィークエンドナイトマーケットをお待ちください。そこでは、中国製のコピー品から、ハノイの市外の手工芸村の美しい手工芸品まで多岐にわたる品々を手に入れることができます。